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イトリゾールは膣カンジダに使われる薬です

膣カンジダはカンジダ属に分類されている真菌に感染することで起こります。
カンジダは普段悪さをしない常在菌です。
しかし、妊娠や糖尿病、あるいは抗生剤の使用などでカンジダが増殖して炎症を起こし、特徴的な膣分泌物を呈することがあります。
今回は、膣カンジダに使用できるイトリゾールについてお話します。

イトリゾールとは、カビの一種である真菌の増殖を抑える薬の商品名です。
専門的には、イトラコナゾールという有効成分が入っているアゾール系抗真菌薬という種類の薬になります。
では、どのようにしてイトリゾールが効果を発揮するのか説明します。

まず、ヒトと真菌の細胞の違いについて見ていきましょう。
ヒトの細胞膜はコレステロールでできています。
一方、真菌の細胞膜を構成している物質はエルゴステロールです。
イトリゾールは、このようなヒトと真菌の細胞膜の違いに着目し、エルゴステロールの生合成を阻害することで真菌の増殖をおさえます。

しかし、ヒトの細胞膜はコレステロールで構成されているため、ヒトには無害です。
イトリゾールの大きな特徴は、粘膜などの表面に存在する真菌だけでなく、内蔵などの奥深いところにある真菌に対してもアプローチできる点です。
また、この薬は脂溶性であり体内で有効成分が徐々に広がるので、効果を発揮する時間が長いという特徴もあります。
そのため、塗り薬だけではおさまりきらないような膣カンジダにも使われます。

ここまでイトリゾールがどのような薬であるかお伝えしてきましたが、これからは使用上の注意点や副作用についてまとめます。
イトリゾールの使用に慎重な判断が必要な人は、こどもや高齢者をはじめ、持病のある人、アレルギー体質の人、そして妊娠中の人です。
また、薬の飲み合わせによっては、悪影響を及ぼしたり副作用を増強させたりするリスクがあるので医師に相談することが必要です。
そのため、イトリゾールを使用している時には、医療機関へこの薬を使っていると伝えましょう。

イトリゾールの副作用には肝機能の悪化があります。
肝機能が悪化するとだるさや発熱、黄疸が出現する場合があります。
また、もともと心臓や腎臓が悪いかたでは、うっ血性心不全に注意が必要です。
こういったケースでは、急激な体重の増加や手足のむくみ、息苦しさなどが出ることがあります。
極稀ではありますが、以上のような重い副作用が見られた時には、使用を中止して速やかに医療機関へ受診して下さい。
これらの副作用のほかにも、胃部不快感や嘔気、発疹などが見られることがあります。

ジェネリックのイタスポールは価格が安価です!

イトリゾールの効果や注意点、ならびに副作用は上で述べてきました。
ここからはイトリゾールのジェネリックについて説明します。

イトリゾールにはイタスポールというジェネリック薬品があります。
ジェネリック薬品とは、新薬の特許が切れたあとに販売される薬のことです。
とはいえ、ジェネリック薬品には新薬と同じ有効成分が配合されており、同様の効果を得ることができるものです。
特許が切れるまでの間に多くのかたが使用されてきたという経緯もあるため、安全性も高いと認められています。

上述したようにイタスポールはジェネリック薬品のため、製薬会社が薬を開発する際に特許料を支払う必要がありません。
そのため、患者の手元に来る時の価格が比較的安価になっています。
イタスポールはインドのインタスファーマ社によって販売されていますが、厚生労働省の認可を受けていません。
基本的には市販されていないので、医師の処方箋が必要になります。

しかし、現在では1ヶ月以内の分量であれば個人輸入することもでき、手頃な価格で入手することも可能となっています。
個人輸入代行を行っている通販サイトでは、同じ商品であっても価格に多少の開きが見られます。
また、個人輸入代行で入手した薬で起きたトラブルに関しては、自己責任となるため注意が必要です。
イタスポールは副作用の出現頻度が非常に少ないことで知られています。
健康なかたで他の医薬品を使っていないかたであれば、用法・用量を守れば重大な副作用が出るリスクは低いと言われています。

なお、イタスポールにはカプセルや錠剤がありますが、吸収率を高めるため剤形に関わらず食後に内服するのが一般的です。
上手にジェネリックを使用し、膣カンジダを治療しましょう。